首が痛い!整体で言われたのはまさかの…?
最近、首が痛くてたまりません。
いつもの肩こりかと思い、気休めに湿布を貼ったりマッサージに行ったりしたのですが、数週間経ってもよくならず、むしろひどくなってしましました。
これは病院へ行った方がいいのではないかと思い、とりあえず友人から紹介された整体へ行くと、整体の先生から「ヘッドフォワード」と言われました。
初めて聞く症状なのですが、いったいどんな症状なのでしょうか?
ヘッドフォワードとはどんな症状?
「ヘッドフォワード」は、頭が通常よりも前方に傾いている状態のことです。
現代の生活環境やデジタルデバイスの使用によって引き起こされることがあります。
例えば、頭を前に突き出した姿勢で長時間パソコンやスマホを見ていると、首や背中の筋肉に過度な負担をかけ、痛みや不快感を引き起こす原因となります。
ヘッドフォワードの代表的な症状は、首の痛みです。
頭が前方に傾いているため、首の筋肉や関節に過度な負担をかけ、痛みが引き起こされます。
この状態が長く続くと肩や背中の筋肉も緊張するため、肩と背中の痛みも引き起こします。
さらに、首や肩の筋肉が緊張すると頭痛やめまいが起きます。
頭が前傾することで背中が丸まり、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素の供給量が減るので息苦しさを感じることもあります。
ヘッドフォワードの治療方法は?
まず、姿勢を改善する必要があります。
頭や肩を後ろに引いて、背中をまっすぐに保つように心がけます。
デスクワークをする際には、モニターやキーボードの高さを調整して、画面を見るのに首を前に出さないように工夫すると良いでしょう。
そして、エクササイズやストレッチで頭や首、背中の筋肉を強化して、バランスを取るための筋力を向上させる必要があります。
ストレッチする前に、広頚筋という筋肉をほぐします。
指を4本そろえ、右側のあごの下から左の鎖骨の方に斜め下に軽く押していくと、張っている部分が分かるはずです。
左右15秒ずつを目安に丁寧にほぐしてください。
次に鎖骨の下から肩のくぼみ部分、小胸筋という筋肉を指4本を揃えて指先でぐりぐりと円を描くようにほぐします。
マッサージでほぐしたら、右手を手のひらを上にして前に出し手首をそらし、そのまま斜め後ろに腕を引き、顎をそらしましょう。
腕の前の筋肉が伸びているのが分かるでしょうか。
左腕も同じようにし、これを1日15秒ずつ行ってください。
生活習慣の見直しも必要で、長時間パソコンやスマホを見るのをやめましょう。
適宜、休憩やストレッチを組み込むことが大切です。
また、座る際には背もたれのある椅子を使用し、正しい座り方を心がけましょう。